小劇場演劇向け できるだけお金をかけずにウェブサイト(ホームページ)をつくる方法を紹介します
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小劇場演劇向け できるだけお金をかけずにウェブサイト(ホームページ)をつくる方法を紹介します

カテゴリー Webの知識 | 0
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※本文中のホームページという単語はすべてウェブサイトで統一しています。

これだけパソコンやスマートフォンが普及した現在では、小劇場演劇においてもウェブサイトは必要不可欠なものといって間違いないでしょう。

資金が潤沢に使えれば、ウェブ制作会社などのプロに依頼すればよいけれども、小劇場演劇ではそんなお金はないということが多いです。ウェブサイトの必要性はわかりながらも、ウェブサイトを充分に運営できていない、またウェブサイト自体をもっていないということは、しばしばあるでしょう。

そこで、ここではできるだけお金をかけずにウェブサイトを簡単に作成する方法を、おおまかな必要経費とあわせて紹介します。

「ウェブサイトをつくる」と聞くとHTMLなどのプログラミングが必要で「難しい」という印象をもたれるかもしれません。しかし、最近では簡単な操作でウェブサイトを作成することができるサービスやソフトが多く出てきています。

独自ドメインなどの単語が出てきて「なんじゃこれ」と思われるかもしれませんが、それについては「ウェブサイト(ホームページ)にお金をかけることのメリットを紹介します」で解説しています。

ウェブサイト作成サービスを利用する方法

ウェブサイト作成サービスというのは、ソフトを使用するのではなく、インターネット上でウェブサイトを作成するサービスです。ブログを更新するようなイメージでウェブサイトを作成・更新ができるようなものだと思っていただければよいです。そのなかから私がオススメだなと思ったサービスをいくつか紹介します。

多くのサービスでは、無料でウェブサイトをつくることができ、特別なプログラミングなども必要ありません。さらに、オシャレなテンプレートが用意されているため、デザインについてもバッチリなものが多いです。さらに、スマートフォンにも対応——スマートフォンで閲覧する場合には、スマホ画面に最適化されるようになっています。

そのいっぽうで、簡単に見栄えのよいウェブサイトをつくることができますが、テンプレートの枠内にウェブサイトの構成などが限定されるということはあります。しかし、テンプレートの枠組みを超えるようなウェブサイト運用ということになると、もっと本格的なものを考えたほうがよいので、これはあまりデメリットにはならないというのが私の意見です。

サービスごとに細かな違いはありますが、基本的に似たようなサービスなので、自分が気に入ったテンプレートがあったサービスを選ぶのがよいでしょう。

ここで紹介するサービスの多くは、無料で作成することができます。しかし、無料では広告が表示されたり、独自ドメインが使用されなかったりするので、広告を消したり、独自ドメインを使用するためには有料プランに変更する必要があります。

1.Wix

Wix トップ画面

http://ja.wix.com

さまざまなデザインのテンプレートが用意されているので、そのなかから使用するものを選択してウェブサイトを作成します。
「劇団」というテンプレートも用意されているようですね。

無料のプランがあり、それで問題なくウェブサイトをつくることができます。広告を消したり、独自ドメインを使用できるコンポプランは、月額842円です。

2.Jimdo

Jimdo トップ画面

http://jp.jimdo.com

さまざまなデザインのテンプレートが用意されているので、そのなかから使用するものを選択してウェブサイトを作成します。
モバイルアプリが用意されていて、スマートフォンからも快適にウェブサイトを更新することができます。

無料のプランがあり、それで問題なくウェブサイトをつくることができます。広告を消したり、独自ドメインを使用できるJimdoProは、月額945円です

3.Ameba Ownd

ameba ownd トップ画面

https://www.amebaownd.com

アメブロで有名なサイバーエージェントのウェブサイト作成サービスです。さまざまなデザインテンプレートが用意されているので、そのなかから使用するものを選択してウェブサイトを作成します。

無料のプランがあり、それで問題なくウェブサイトをつくることができます。さらに独自ドメインは無料で使用できます。しかし、いまのところ無料プランしかないため、広告を消すことができないようです。
こんご有料プランが用意されれば、広告を消すことができるようになると思います。

4.Goope

goope トップ画面

https://goope.jp

レンタルサーバのロリポップを運営しているGMOペパボが運営するウェブサイト作成サービスです。

さまざまなデザインのテンプレートが用意されているので、そのなかから使用するものを選択してウェブサイトを作成します。

お知らせなどの更新情報を投稿する機能やフォトアルバムの機能などもついています。

初期費用が3,000円で月額1,000円です。有料サービスのため、無料プランはありませんが、無料お試し15日間があります。
有料しかありませんが、そのぶんしっかりとしたサービスという印象があります。

ウェブサイト作成ソフトを使用する方法

ホームページビルダーやBindなどのソフトを使用してウェブサイトを作成する方法です。この場合は、ソフトを購入して、サーバも用意する必要がありますので、それなりにお金がかかります。

無料のソフトもあるのですが、、無料のものは基本的にどのソフトもそれなりのウェブサイト作成の知識を要求してくるので、初心者向けの有料ソフトを使うほうがよいでしょう。そのため、ここでは無料のソフトの紹介はありませんので、ご理解をお願いいたします。

ウェブサイト作成サービスと比べると、ソフトの料金やサーバやドメインなどの使用料などもかかってくる場合が多いため、必要な経費はどうしても高くなります。また、ウェブ上で作成するサービスと比べるとどうしても操作が複雑なところがあります。

しかし、そのぶん自由度は大きく拡がります。ソフトの使い方次第では、プロがつくったようなしっかりとした構成のウェブサイトをつくることもできます。操作も基本的には、テンプレートを選んで編集するタイプなので、HTMLなどの専門的な知識は全く必要ありません。

1.ホームページ・ビルダー

ホームページビルダー トップ画面

https://www.justsystems.com/jp/products/hpb/

ウェブサイト作成ソフトとしては、一番の知名度を誇る製品です。現在のバージョンは20です。

デザインテンプレートのなかから使用するものを選択してウェブサイトを作成します。作成サービスでは、なかなか設定できなかったボタンの配色や形、フォント、大きさなどの細かなデザインにまでこだわることができます。また、電話でのサポートに対応しているというのも大きなメリットではないでしょうか。

一つ大きなデメリットとしては、Windows版しかありませんので、Macユーザーは使用できないということがあります。

かかる費用

いちばん安いスタンダードで14,364円(アカデミック10,692円)です。さまざまな機能がついたビジネスパックでは、27,108円(アカデミックの値引き無し)となっています。ビジネスパックはテンプレートや写真素材の数が増えており、ウェブサイトでの集客に必要なツールなども収録されています。Amazonで探せば、もうすこし安いものもありました。

さらにウェブサイトを公開するサーバを用意する必要があるためその料金が追加でかかります。6か月のあいだは無料ですが、そのあとはお金がかかります。無料のあいだはよいのですが、その後の有料プランはかなり高いので、ロリポップやさくらインターネットなどのほかのサーバホスティングサービスを利用されるほうがよいと個人的には思います。

2.BiND for WebLiFE

bind トップ画面

http://www.digitalstage.jp/bind/

洗練されたデザインを売りにするウェブサイト作成ソフトです。デザインテンプレートのなかから使用するものを選択してウェブサイトを作成します。もちろんHTMLなどの編集はいっさい不要です。

ホームページ・ビルダーと比べるとデザイン面は、個人的にですが、画像の加工の多彩さなどを考慮するとBindのほうが優れているように思えます。しかし、初心者に優しいのはホームページ・ビルダーのほうでしょうか。Windows版に加えてMac版もあります。

かかる費用

安いスタンダード版がDSストア特別価格で19,800円、プロフェッショナル版が29,800円です。ホームページ・ビルダーと比べるとすこし高いようです。

ダウンロード版もあり、こちらはスタンダード版が18,800円、プロフェッショナル版が27,800円です。プロフェッショナル版ではテンプレートが増えていたり、Facebookのテンプレートなども用意されてなど、かなりの追加機能があります。Amazonで探せば、もうすこし安いものもありましたが、直接での購入だとテンプレートがサービスでついてきたりするようです。

ウェブサイトの公開用のサーバはスタンダード版で6か月無料、プロフェッショナル版で24か月無料です。無料期間が終われば、そのあとはお金がかかります。
ホームページ・ビルダーのサーバと比べるといくぶん安いのですが、こちらも高めなので、ほかのサーバホスティングサービスの利用を考えたほうがよいと思います。

LiVE

live トップ画面

http://www.digitalstage.jp/live/

Bindを販売しているデジタルステージが提供するBindとは別のウェブサイト作成ソフトです。

LiVEのウェブサイトをみればわかるように、動きのある印象的なスペシャルサイトをつくることができます。小劇場演劇では公演の特設サイトなどに利用するとかなり効果的だと思いますし、ウェブ上の作成サービスでもこのようなものは、なかなかつくれません。

しかし、それなりの値段がするソフトで、いちばん安いダウンロード版でも17,905円です。※Bindを購入してもこのソフトはついていません。

このソフトだけでは、一般的なウェブサイトをつくるのは難しいため、これだけを購入するのは、あまりオススメしませんが、他のソフトと組み合わせることで大きな効果を発揮しますね。

また、劇団ウェブサイトではなく、特設公演のためにウェブサイトが必要な場合などは、このソフトだけでも充分だと思います。

WordPress

http://ja.wordpress.org

※記事公開後にWordPressについて追記しました。

WordPressとは、ブログ用につくられた無料のウェブサイト作成ソフトです。ブログ用ですが、本格的なウェブサイトをつくることもでき、大きな企業のウェブサイトでWordPressを使ってつくられたサイトも多いです。さらに日本だけでなく、海外でもメジャーなソフトのため、多くの人が使っているので、WordPressの使い方についてインターネット上に多くの情報があります。

ちなみにこのトイトイガーデンのウェブサイトもWordPressを使っています。

WordPressは、いままで紹介した二つのソフトとは違って、サーバ(多くの場合はレンタルサーバ)にインストールして、インターネット上でウェブサイトをつくることができます。ウェブサイトのつくりかたは、前半で紹介したウェブサイト作成サービスと同様ですが、できることが多いため、かなり複雑です。

WordPressの場合は、テンプレートがあらかじめ用意されているのではなく、インターネット上で無数に公開されているテーマと呼ばれるものをWordPressに追加することで、デザインを変えたり、デザインだけでなくウェブサイトの構成や更新内容なども変えることができます。さらにプラグインというものを追加することでお問い合わせフォームなどのシステムも簡単に組み込むことができます。

しかし、簡単にできるとはいっても、前半で紹介したウェブサイト作成サービスなどと比べても、工程は多く、かなり複雑です。サーバへのインストールでも、正規の方法でやろうとすると、データベースを作成する必要があるなど、かなりたいへんです。(ロリポップやさくらインターネットなど、現在ではレンタルサーバの機能で、簡単にWordPressをインストールできることが多いですが……)

また、あくまでもブログ用につくられたツールなので、これでウェブサイトをつくろうとすると、使用しているテーマにもよるのですが、すこし手間のかかる操作が必要なこともあります。

しかし、できることが多く、無料でしっかりとしたウェブサイトがつくれるため、WordPressを使って問題なくウェブサイトがつくれるという方は、これをおすすめします。

まとめ

いくつかのサービスやソフトを紹介しましたが、探せば、もっとたくさんのサービスやソフトがあります。今回、紹介したものは、個人的に間違いがなく、オススメだと思えるものです。

自分でHTMLをプログラムできる人にとっても、こういうサービスやソフトを使えば、スマートフォン対応が楽に行えるというメリットもあります。HTMLとCSSを駆使してスマホに最適化されたウェブサイトを作るのは、相当に難易度が高いです。

お金をかけたくないのであれば、作成サービスの無料プランでつくるのがよいです。広告は入りますが、小劇場の劇団ウェブサイトとしては問題なく機能します。ウェブサイトがあれば、Twitter、FacebookなどのSNSでURLを告知することができますので、たとえ広告が入ったとしても、無いよりかは絶対につくるべきです。

そして、「有料にすることのメリットはなんなのか」という話。ウェブサイト作成ソフトを購入する費用や作成サービスの有料プラン(月額の積み重ねで年額ではそれなりの金額になります)は、お金がかかりますが、そのぶんしっかりとしたウェブサイト作成および運営ができます。それなりの規模・知名度をもつ劇団や劇場などのウェブサイト、さらに劇団を大きく羽ばたかせたいという野心をもっている場合には有料のサービスを使う意味があります。このメリットについては、「ウェブサイト(ホームページ)にお金をかけることのメリットを紹介します」で詳しく解説しました。

ちなみによく誤解している方が多いのですが、お金を払っても、簡単にはなりません。機能が増えるので、むしろ難しくなります。お金を払って簡単になるのは、プロに頼む場合です。しかし、その場合はもっとお金はかかります。

結論としては、「無料でも劇団ウェブサイトは、簡単につくれる。有料にはそれなりの意味がある」ということです。

追記:WordPressは使いこなせれば、ベストな選択になることが多いです。しかし、複雑な操作を求めることも多いので、なかなかハードルは高いです。

まだウェブサイトをもっていない方は、とりあえず作成サービスの無料プランでウェブサイトの制作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。「案ずるより産むが易し」、挑戦してみるとほんとうに簡単につくれます。

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