トイガーデン.(ピリオド)およびトイトイガーデン旗揚げお遊戯会 ひとりあそび『ユビュ王』

原作 アルフレッド・ジャリ
構成・演出・出演 安武 剛

※27日(金)17時30分の公演の前売りは閉めさせていただきました。
完全に立ち見をお願いするかたちになりますが、当日券は出します。
なお、14時からの公演は、まだ余裕があります。

日時・料金

公演日程

11月25日(金) 19:30
11月26日(土) 14:00 / 19:30
11月27日(日) 14:00 / 17:30

※各回とも定員15名を予定

料金

一般当日・前売 1,000円
学生当日・前売 800円

※前売の場合は、当日パンフレットを特別版にいたします。当日パンフレットは、演出ノートの黒塗り版(恥ずかしい部分)を予定しておりますが、前売りの場合は、黒塗りなしで演出プランすべてさらけ出しバージョンになります。

会場

カフェ+ギャラリー ジャン・トゥトゥクー

〒557-0034 大阪市西成区松1-1-8 出口ビル1F

カフェ+ギャラリー ジャン・トゥトゥクーの周辺地図

○大阪市営地下鉄四つ橋線「花園町駅」
4番出口より南へ徒歩3分

○南海線・地下鉄堺筋線「天下茶屋駅」
2番出口より北へ徒歩6分

キャスト

  • ユビュ 安武 剛
  • ユビュおっ母 安武 剛
  • ボルデュール 安武 剛
  • ヴァンセスラス王 安武 剛
  • ローズモンド王妃 安武 剛
  • ブーグルラス王子 安武 剛
  • 皇帝アレクセイ 安武 剛
  • 民衆・貴族 安武 剛
  • 貴族・財政家 安武 剛
  • 司法官・政治家 安武 剛
  • ユビュの手下 安武 剛
  • ブーグルラスの手下 安武 剛

ご挨拶

6年ぶり、4回目の『ユビュ王』です。不完全燃焼のまま燃え尽きてしまったトイガーデンのピリオドとして、そしてトイトイガーデンとして再出発するための作品です。そのための演目は、いちばん思い入れのある作品『ユビュ王』以外は考えられませんでした。

慣れ親しんだ『ユビュ王』という作品を使って、子どもの頃にやった「ごっこ遊び」の延長線上にあるような「ひとりあそび」をするつもりです。「一人芝居」と名乗るにはあまりにもおこがましいので「ひとりあそび」です。

この「ひとりあそび」では、私が『ユビュ王』を魅力的に思う気持ちを核として表現します。観ていただけた人が『ユビュ王』という作品に触れ、なにかを考えるきっかけになってほしい。そのように思います。

ユビュ王の当時の挿絵

『ユビュ王』とは

1888年に発表されたアルフレッド・ジャリの戯曲です。ストーリーは、ユビュが妻にそそのかされて王位を剥奪し、自分の欲望を満たすために暴虐の限りを尽くしますが、殺した王の息子に敗北し、逃亡するというものです。シェイクスピアのマクベスを適当にしたような内容だと思っていただければ、わかりやすいと思います。

この作品を有名にしている理由の一つには、当時では考えられなかったような下品で攻撃的なセリフを多用していたことがあります。公演の第一声で「クソッたれえー!!」が発せられると、客席が騒然となり、その後も劇中に登場する下品でユーモアのある言葉によって、劇場には怒号と苦情、そして爆笑が飛びかいました。

従来の美学や演劇のルールに対して攻撃し、ドラマもセリフも不条理さを感じさせるこの作品は、その後シュルレアリスムに影響を与え、20世紀半ばに発生する不条理演劇(反演劇)の源流とみなされています。

今公演の演出ノートからの抜粋

  • 『ユビュ王』を演じるのでなく、『ユビュ王』ごっこをする。そのため最終的に演技のかたちを定めるような稽古はしておらず、毎回のように違うパターンの『ユビュ王』で遊ぶことを稽古としてきた。つまり、これは稽古ではないかもしれない。
  • トイトイガーデンという名前のとおり、ごっこ遊びにはおもちゃが必要不可欠である。今公演でも、100円均一を中心にいろいろなおもちゃを用意した。
  • 『ユビュ王』という作品、そしてユビュというキャラクターを通して、観る人には不快感、親近感などを抱いてほしい。
  • 今公演で、私が伝えたいことは、「私はユビュ王というキャラクターになって遊ぶのがとても楽しいが、みんなはどうですか」ということである。これに対して、共感もあるかもしれないが、反感も大きいように思える。それはそれでよいと思う。
  • 「ひとりあそび」という点について、基本的には子どものころには、1人でごっこ遊びというものはしないように思われる。しかし、いまの私は30歳を前にした大人なのである。だからこそ、「ひとりあそび」なのかもしれない。もうごっこ遊びにつきあってくれるおともだちはいないのである。もちろん、友人はいるのであるが。
  • 「ひとりあそび」のようなことは、妄想のなかでよくやっている気がする。
  • ユビュは、作中で人を殺すし、お金にとにかく汚い。このような姿や行為に魅力を感じる。じっさいにユビュを演じるのは、自分にとってはたいそう気持ちがよい。
  • 最近では、トランプ氏が大統領選で勝ったりしたが、ユビュというキャラクターをとおしてリーダー像とその周囲のものというのが、すこしみえるような気もする。
  • いつもは、とにかくいろいろな要素を詰め込んで演出しているが、今回は、あまり詰め込まないようにした。というよりも、稽古で遊んでいるうちに、減らしたほうがよいように思えて、かなりガッツリと減らしました。そのため、退屈になってしまったかもという恐怖はかかえつつも、「ごっこ遊び」というメインテーマにできるだけすり寄れたかなと思っている。